珈琲の情報
グアテマラ エニオファミリー ウォッシュド 中煎り
投稿者 :小笠原慶 on
シュハリさんからグアテマラコーヒーが届きました。焙煎度は中煎り、あんずやピーチのようなフルーツ感を感じ、チョコレートやキャラメルのような甘い余韻が長く続きます。このコーヒーは初参加の札幌コーヒーシティフェスティバルに持って行ったゲイシャを作っている農園で、守破離代表の辻本さんが思い入れのある農園です。Producer Henio Perez FamilyOrigin GuatemalaArea Acatenango , ChimaltenangoFarm Finca La SoledadVariety Centroamericano H1Processing Fully WashedDrying African BedCrop year 2022-23Harvest Period December - March (Manual Harvest)Altitude 1650m 以下守破離さんHPより引用です昨年も好評だったエニオファミリーのH1品種再びフィンカ ラ ソレダフィンカ・ラ・ソレダが設立されたのは1895年のこと。それ以来、地震がラ・ソレダの農家の壁を揺らし、革命軍と反革命軍の内戦がグアテマラのコーヒー畑で起こり、アカテナンゴ火山とフエゴ火山の数え切れないほどの噴火がグアテマラの野原を灰で覆ってきた。しかし、1世紀以上経った今でも、ペレス家はこのアカテナンゴ渓谷の静かな木立でコーヒーを栽培している。125年以上前に設立されて以来、ラ・ソレダには変わらないものがある。農家にはまだ電気がなく、5代目の生産者であるラウル・ペレスは、今でもコーヒー畑の静けさの中で太陽と一緒に昇っている。21世紀の夜明けを迎えたラ・ソレダで栽培されている品種の中には、19世紀末に植えられていたものと同じものもある。しかし、間違いではない。La Soledadは徹底的に進歩的でモダンなオペレーションを行っています。緻密な農法、品種の多様化、ポストハーベストの厳格な管理、徹底した品質管理、絶え間ないイノベーションの精神によって、ラ・ソレダはワールドクラスのコーヒー農園となっているのです。その成果は、グァテマラ・カップ・オブ・エクセレンスで7回という驚異的な受賞歴にも表れているだろう。<COE Guatemala受賞歴>2017年 10位(87.97)Pacamara Washed2018年 4位(89.97)Geisha Washed<H1ロット>収穫時には5~6回の選別を行い、最高の熟度を確保し、カップの中でより良いフレーバーが出るようにしています。約36~45時間かけてドライファーメンテーションをした後、アフリカンベッドで平均14~17日間乾燥させます。その後、輸出されるまで、鮮度と湿度を保つためにグレインプロで寝かします。今年ようやく久しぶりに訪問できたラソレダ農園。ここの看板品種といえば、ゲイシャとそしてもう一つが、H1品種。去年も買い付けたかったが、すでにお客さんがついており断念。今年はどうしても欲しいと懇願し、なんとか買い付けることができました。コンプレックスで、フローラル、フルーティな酸は、ハイブリッドとは思えないクオリティかと思います。
ブラジル シティオ ダ カペラ パルプドナチュラル
投稿者 :小笠原慶 on
生産者:カイオさん国:ブラジルエリア:カルモデミナス農園名:シティオダカペラ標高:1150m品種:イエローカトゥアイ生産処理:パルプドナチュラル風味 : Honey , Caramel , Almond , Yellow fruitsシティオダカペラは、ブラジルのカルモデミナスにある小さな農場で、高品質なコーヒーの生産のみに焦点を当てています。農場はカイオペレイラ、彼の父ホセアントニオと兄弟フェリペによって管理されています。農場はもともと隣接するセラード農園の一部でしたが、後に分割され、父と息子のチームにリースバックされました。カペラは小さな教会または礼拝堂を意味します。この農園の名前は、この地域の中央に美しい礼拝堂が建てられていることから名付けられました。シティオダカペラで栽培されている品種は、海抜1130〜1180メートルのイエローカトゥアイです。カペラではニーズに応じて、ナチュラル、フリーウォッシュド、ハニー、またはパルプドナチュラルのコーヒーを生産できます。カペラは、太陽光発電エネルギーを使用して、生産されたすべてのコーヒーを処理します。太陽光発電の太陽エネルギーは、太陽放射を使用して電気を生成する、クリーンで再生可能なエネルギー源です。これは、特定の材料が光子(軽い粒子)を吸収して電子を放出し、電流を生成する、いわゆる光電効果に基づいています。 パルプドナチュラル果肉を取り除いた後、ミューシレージで覆われたコーヒーは乾燥工程に移され、空気や微生物にさらされると発酵し、適切な水分含有量(11%の水分)に達します。 乾燥時間は平均してパティオでは7〜15日間乾燥させます。果肉除去:果肉の除去は通常、収穫後8時間以内に除去されます。ミューシレージは種子にそのまま残ります。
インドネシア スマトラリントン グランブルー
投稿者 :小笠原慶 on
<ストーリー> 純粋なアラビカ種の爽やかな酸味と甘み、そしてクリーンなカップとスマトラの気候風土が醸し出す独特のハーブ感や爽やかな苦みを併せ持つ本当に美味しいスマトラコーヒーを作りたい。 そんな想いを共有したゼファー橋本氏とプロデューサーのカルドン氏が着目したオナンガジャン赤品種(オナンガジャン村で発見されたクラシックスマトラでリベリカ×アラビカの交配種)でした。カルドン氏はこの希少なオナンガジャンを育苗し実際に栽培する現地の小規模農家に配布し続け,その木に赤いリボンを付けてプレミアムな価格で買い取る取組を8年がかりで地道に続けました。 マンデリンで代表されるスマトラ島のコーヒーは、数年前から低迷し続ける生産量に加え、その特殊は買付状況(未乾燥のパーチメントの状態で売買)により大手輸出業者が次々に撤退を余儀なくされています。このコーヒーで生産者達のモチベーションが上がり単一品種化への流れが進み続けることで数年後には必ず安定したシングルオリジンとして買取ることが可能になると信じ、我が子を育てる感覚で大事に伝え広めたいと思って育てられているコーヒーです。 <フレグランス、アロマ> カカオニブの香り、クローブやナツメグ、ハーブ系スッキリスパイスをブレンドしたような複雑な香りがします。 アロマはキャラメルが強いです。 <抽出後の風味> カカオニブのような香りが鼻から抜け、チョコレート感の後にすぐスパイシーな力強さのある余韻が残ります。 酸はキレとコクのあるのはスマトラらしい感じですが、とてもクリーンでネガティブさが無いです。 冷めるにつれて、タンニンのような心地よい渋さがでてきます。 液体の質感は中程度のボディ感です。 焙煎でスモーキーにならないビター感を出していて、それが甘さや酸味とバランス良く調和しています。 飲んだ後に、鼻にスースー残るスパイシーさが心地よいです。 生クリーム系のショートケーキ等は勿論、カレーとも相性が良いと思います。 是非このスマトラの味を確かめて欲しいです。 生産地域:フタジュル 標高:1450-1600m 品種:Jember, Onang Ganjang, Ateng, TimTim, Sigarar Utang 選別:トリプルピック(手選別3回)精製:スマトラ式
エチオピア グジ アラカ ナチュラル
投稿者 :小笠原慶 on
<ストーリー> エチオピアにMETAD社(農業開発会社)が運営するアラカという農場があります。 METAD社はアマン・アディニューが設立したエチオピアのコーヒー生産・輸出業者です。 苗床から輸送までのコーヒー生産の全過程に厳格な品質管理基準を設け、管理しています。 そこで出来たコーヒーをオランダのゼファー社(スペシャルティーコーヒーで世界屈指の企業)の日本法人代表 橋本さんが日本に持込んでくれています。 <フレグランス、アロマ> 焙煎はミディアムローストです。 凝縮された果実感(ベリー)のあるチョコレートの香り、桃やヨーグルトのようなスッキリした酸の香りがします。 そのとろける様な香りで思わず笑ってしまうくらいにフレグランス、アロマともに強いです。 <抽出後の風味> 強い果実感とチョコレートのフレーバーが鼻から抜け、チョコレートの余韻が長く残ります。 酸はとても強いですが、チョコ感と合わさり、丸みのある優しいバランスの良い酸味です。 温度変化による酸味の輪郭を楽しめて、冷えてからがむしろ美味しいです。 液体の質感はナチュラルらしい強いボディ感で舌でそのとろみを感じると思います。 スイーツが無くても完結してしまうような一杯、牛乳とも相性の良いコーヒーだと思います。 生産地域:オロミア州グジ県ハンベラ部 標高:1900-2100m 農園:ALAKA 生産者:METAD社、地元の小規模農家 品種:74110,74112 オーガニック認証:USDA,JAS 精製:ナチュラル
コスタリカ タラス カフェ・オロ ホワイトハニー
投稿者 :小笠原慶 on
キャラメル感・ワイニーな果実感を感じハニーらしい印象、冷めていくにつれてシトリックなウォッシュドの印象が出る楽しいコーヒーです。(プロセスは水を使ったウォッシュドですが、仕上がりとしてはミューシレージが残っている為、ホワイトハニーと表記。)<ストーリー> コスタリカ タラス地方にあるLa Pacaya、La Concepción、Nápoles、Dalia、El Llano各農園から集められたコーヒーチェリーをビオカフェ・オロ・タラズ マイクロミル(小規模農園が自らコーヒーを精製するミルを持つ農家)で精製したロットです。 プロセスは水を使ったウォッシュドですが、仕上がりとしてはミューシレージが残っている為、ホワイトハニーと表記。 カフェ・リベンス・デル・チリポが収穫時および収穫後の品質監視、乾燥区分、包装、輸出を担当し、高品質の製品を保証しています。 リベンスは労働環境の底上げを目指しています。地域農園を束ねて規模を拡大し、新たな投資を行ってマイクロミル化します。 現農園主で長男のリカルド氏が中心となり、新たなプロセスの確立、豆の差別化を実現してCOE に入賞、ブランド化および地域のテロワール化を実現しました。 結果として、単価の向上を可能にし、海外のディストリビューターとも直接に取引を行って地域ぐるみの収入向上を実現しています。 輸入はgreen forest coffee様、札幌手稲に直売所 を構えコスタリカコーヒーの魅力を広めています。サワラコーヒー焙煎のコスタリカもこちらの自動販売機で取り扱い予定です。 <フレグランス、アロマ> 焙煎はハイローストです。 ワイニーな果実、チョコ・キャラメル、濃口醤油のような香りがします。 アロマは香ばしさよりも、キャラメルの甘い香りが強いです。 <抽出後の風味> チョコレート、キャラメルのような風味が鼻から抜け、余韻はスッと綺麗にフェードアウトします。 酸は程よい強さでグレープフルーツのようなシトリックな酸味がチョコレートの甘さと合わさりバランスが良いです。 液体の質感は軽めでスッキリとした印象です。 冷めるにつれて酸味の輪郭がはっきりして、シトリック感が強くなります。 パルミジャーノ・レッジャーノのようなハード系のチーズと相性が良いと思います。 生産地域:タラス標高:1500m生産者:Kenneth Madrigal and familyマイクロミル:Biocafe Oro Tarrazú ドライミル:Café Rivense del Chirripó品種:Caturra,Catuai精製:ウォッシュド